韓国ポスコグループで自動車用駆動モーターコアを手がけるポスコ・モビリティ・
ソリューションが、ポーランドに電池式電気自動車(BEV)部品工場を設置するも
ようだ。世界的なゼロ排出車需要の高まりを受けたもので、第一期投資として2025
年までに1,000億ウォン(7,500万米ドル)を投じると推測される。
環境インパクト評価などすべての必要手続きを経て、今年後半にモーターコア工場
の工事に着手する見通し。産業筋の情報として韓国メディアが報道した。
ポスコ・モビリティのモーターコアは、現代自動車、起亜自動車など、韓国の自動
車メーカーに装備されている。すでに30年までの生産能力に匹敵する受注を獲得し
ており、新たな受注には生産能力の拡大が必要だ。
また、同社は1台当たりの駆動モーター数が多い電動四駆車の販売が引き続き増加
し、世界でのモーターコア総販売数が今年の3,390万個から30年までに8,960万個へ
急増すると予想している。これに基づき、グループの生産能力を現行の230万個か
ら25年には430万個、30年には700万個へ引き上げる意向だ。これに関連して、韓国
での増産も検討されているという。