エストニア、シンガポールにビジネスハブを開設

●両国企業間の協力を促進、情報通信技術が有望分野

●北欧・バルト海沿岸8カ国は「世界で9位の経済域」

エストニアは5日、在シンガポール大使館の移転を完了した。新住所には、両国の交易・投資を支援するため、新たに貿易ビジネスハブも開設された。

エストニアのカヤ・カラス首相は開設式典で、エストニア企業とシンガポール企業が互いに、相手国を東南アジアまたは欧州への門戸として活用するよう希望していると話した。そして、エストニアの属する北欧・バルト海沿岸8カ国の国内総生産が合わせて2兆ユーロに上り、世界で9位の経済域であると付け加えた。

シンガポールのローレンス・ウォン副首相兼財相はカラス首相の発言に同意し、両国がそれぞれの地域の拠点として好位置にあると応えた。テクノロジー・イノベーション部門をはじめ、両国企業間の協力を促進していきたいと話した。そのうえで、特に有望な分野として情報通信技術に言及した。

プリート・トゥルク在シンガポール・エストニア大使によると、エストニアの対シンガポール輸出品目では、モノに対してサービスが顕著に拡大している。

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