銀行支店の減少止まらず、22年は-6%に

ドイツの全銀行の支店数が2022年末時点で2万446カ所となり、前年末比で5.8%減少したことが、連邦銀行(中銀)が7日発表した統計で分かった。支店数はオンラインバンキングなどデジタル化の進行を背景に減少が続いている。コロナ禍を受けて対面接触を避ける動きが強まった20年(9.6%減)、21年(9.9%減)に比べると減速したものの、減少に歯止めがかかる兆しは出ていない。

減少幅を銀行の種類別でみると、大手銀行は7.9%、信用協同組合は5.8%、貯蓄銀行は5.3%に上った。22年12月末時点の支店数はそれぞれ3,719カ所、6,731カ所、7,326カ所となっている。

国内の金融機関数は1,458行で、前年末比4.2%減となった。金融機関同士の合併で減少が続いている。

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