配車サービスの米リフトがプラハにR&D拠点

米配車サービス大手のリフトはチェコのプラハに研究開発(R&D)拠点の設置を計
画している。現地ウェブ紙『expats.cz』が10日伝えたもので、同社の中核的なエ
ンジニアリング拠点として整備する。同国でライドシェア・電動バイクのサービス
を行う予定は現時点でない。リフトはサービスの提供を米国とカナダに限定する一
方、R&D能力を世界中で戦略的に拡大している。
チェコの新拠点では熟練のエンジニアを雇用し、ソフトウエア、データ分析、人工
知能(AI)分野の研究開発に取り組む。同国は高度な人材を輩出する大学があるう
え、米国・西欧に比べて賃金とオフィスの賃料が安いことから、ITの世界大手が数
多く進出している。
投資コンサルティング企業モトリー・フールによると、リフトは競合のウーバーよ
りもR&D投資比率が高い。2022年4-6月期の売上高研究開発費率はウーバーの5.3%
に対し、リフトは11.2%に上った。

上部へスクロール