ポーランドのICPTが大型車用電池工場を設置

ポーランドの電池製造大手、インパクト・クリーンパワーテクノロジー(ICPT)
は、電動車両用バッテリーのギガファクトリーをワルシャワ近郊のプルシュクフに
設置する。最大重量500キログラムの大型車両用を含め、公共交通機関向けなどに
様々な製品を生産する予定。2024年1月に稼働を開始し、当初1.2ギガワット時
(GWh)の年産能力を27年には4GWhに増やす。業界誌『サステナブル・バス』など
が11日に伝えた。
「ギガファクトリー・エックス」と呼ばれる同工場は、生産棟と試験施設、研究開
発センターを含めた面積が1万6,300平方メートル。電動バス・トラックや鉄道向け
製品のほか、再生可能エネルギー市場向けの定置用蓄電システムも製造する。独
ティームテクニック・プロダクション・テクノロジーが手がける生産ラインでは、
自動化された工程によりバッテリーを1基当たり11分で製造できるという。
バッテリーにはチタン酸リチウム(LTO)、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)、三元
系正極材(NMC)の各技術を採用する。セルはスロバキアのイノバットから調達す
る予定。

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