仏電力大手トタル・エナジーズは24日、トルコのルネサンス・ホールディングと戦
略提携すると発表した。同ホールディングの電力事業ルネサンス・エナジーの株式
50%を取得して合弁会社化し、トルコの再生可能エネルギー開発に取り組む。取引
金額は明らかにされていない。契約成立には関連当局の承認が必要となる。
ルネサンス・エナジーは現在、合計出力166メガワット(MW)の水力発電所を運営
する。すでに風力発電、太陽光発電、蓄電施設の設置プロジェクトに着手してお
り、合計700MW以上を整備する計画だ。発電した電力は市場、または最終消費者と
の電力販売契約(PPA)を通じて販売する。
トタルの持つ洋上風力発電、ソーラーエネルギー、電力取引のノウハウと、自社の
トルコ電力市場に関する知見を組み合わせることで、利ザヤの大きい事業を構築で
きるとみている。