バイエルが業績予測引き下げ、除草剤の不振で

ライフサイエンス大手の独バイエルは24日、2023年12月通期の業績見通しを引き下げた。グリホサート系除草剤の売り上げが大幅に落ち込んでいることを受けたもので、売上高を従来予測の「510億~520億ユーロ」から「485億~495億ユーロ」に下方修正。営業利益(EBITDA、特別項目を除く)も「125億~130億ユーロ」から「113億~118億ユーロ」に引き下げた。

グリホサート系除草剤では販売価格の下落と顧客の在庫整理に伴う販売量の減少が続いている。悪天候を受けて今後も厳しい状況が続くと予想されることから、同社は無形資産で約25億ユーロの評価損を計上。これに伴い第2四半期の純損益は約20億ユーロの赤字に転落する見通しだ。

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