独ZFがポーランド工場を拡張、ADAS製品の生産を強化

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンはポーランド南部のチェンストホ
バ工場を拡張する。先進運転支援システム(ADAS)分野の生産事業を強化する目
的。2026年までに1億4,000万ユーロを投じる。29日付の『ラジオ・ポーランド』が
伝えた。
拡張を通じ、工場の総面積を現在の1万2,000平方メートルから9,000平方メートル
以上増床するほか、25年までに50人を新規雇用して従業員数を550人に増やす。売
上高も現在の2億5,000万ユーロから倍増させる方針だ。
チェンストホバ工場はZFの車両安全システムの生産拠点で、エアバッグ、シートベ
ルト、電子部品の3工場がある。このうち電子部品工場では、ADAS向け車載カメラ
やドメインコントローラー、レーダー、電子式マスターシリンダー、エアバッグ制
御装置などを生産している。
ZFは同工場を含めポーランド国内の7カ所に工場を持つ。昨年末時点の従業員数は
全体で1万1,000人。ポーランドに投資する最大のドイツ企業となっている。

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