ステランティスがハンガリー子会社を増強、EV・自動運転技術開発を促進

欧州自動車大手のステランティスはハンガリー子会社で人工知能(AI)・自動運転
技術スタートアップのAIモーティブ(aiMotive)に200億フォリント(5,200万ユー
ロ)を投資する。同国のレベンテ・マジャール国務長官が10月30日明らかにしたも
ので、政府が50億フォリントを助成する。
マジャール国務長官によると、ステランティスはハンガリーを自動運転技術と電気
自動車(EV)開発の中心地と位置付けている。同社のソフトウエア・AIエンジニア
リング担当役員のハイコ・シリング氏は、AIモーティブが開発した技術は2026年ま
でにステランティスの14ブランドのすべてに導入される可能性があると述べた。
ステランティスは経営戦略「デア・フォワード2030」の一環でソフト開発に注力す
る方針を打ち出しており、25年までに電動化と合わせて300億ユーロを投資する計
画だ。
AIモーティブは昨年末にステランティスに買収された。従業員数は現在およそ200
人で、今後40名を増員する。(1HUF=0.41JPY)

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