半導体大手の米オン・セミコンダクター(オンセミ)は21日、スロバキア西部のピ
エシチャニにシリコン(Si)およびシリコンカーバイド(SiC、炭化ケイ素)半導
体ソリューションの開発試験センターを開設したと発表した。同センターは完全電
気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車(xEV)の車
載システムのほか、エネルギーインフラの電力変換システム(PCS)用のソリュー
ション開発に特化している。自動車OEMやティア1サプライヤー、PCSプロバイダー
と共同で次世代のSi・SiC半導体ソリューションの開発とテストを行う。
最新の半導体デバイスは、xEVのパワートレインや車載充電システムが高効率な電
力変換を行う上で不可欠となっている。新しい試験施設では、顧客固有の要件に合
わせてデバイスのソリューション開発を行うことで付加価値を高め、顧客製品の差
別化につなげる。
新センターは、SiやSiC技術を搭載したトラクションインバーター、およびAC-DCと
DC-DCパワーコンバーターの性能評価施設と、2つの高電圧実験施設で構成される。
インバーターは摂氏マイナス50℃からプラス220℃の範囲で液冷装置をシミュレー
ションできる。