独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は1日、フラッ
グシップ「スペルブ」の新モデル(第4世代)生産をスロバキアで開始したと発表
した。首都ブラチスラバにあるVWの工場で「パサート」と混流生産している。
スペルブは先代モデルまでチェコのクヴァシニ工場で生産していた。ブラチスラバ
工場への移管によりクヴァシニ工場の生産能力に余力が生まれ、2024年夏以降に人
気モデル「オクタヴィア」の生産台数を増やすことが可能になる。また、ムラ
ダー・ボレスラフ本社工場で完全電気自動車(BEV)の生産を拡大できるようにな
る。
新スペルブは当初、エステートモデルを生産し、24年前半にハッチバックモデルを
追加する。ガソリン車を3種類(最高出力150〜265hp)、ディーゼル車を2種類(同
150hpと193hp)投入する。エステートには電気駆動のみで100kmを走行できるプラ
グインハイブリッド(PHV)モデルのほか、スペルブとして初のマイルドハイブ
リッド(MHV)モデルを設定する。
スペルブは20世紀前半に初投入されたモデル。社会主義の時代に生産停止となった
が、VW傘下入り後の01年に復活した。同年からこれまでの累計生産台数は160万台
に上る。