仏自動車大手のルノーは7日、2027年までにトルコのブルサ工場に4億ユーロを投じ
る計画を明らかにした。オヤックと合弁で運営する同工場で、新モデル4種を生産
する体制を整える。まず、2024年下半期に低価格帯SUVの「ダスター(ハイブリッ
ド)」の製造を開始する。
今回の投資はグループ国際戦略「インターナショナル・ゲームプラン2027」の一環
で、トルコ拠点を欧州などへの輸出基地として整備する。グループ全体としては、
デジタル・人工知能(AI)技術を活用することで、今後4年でエンジン車の生産コ
ストを3割、電動車(EV)では5割削減する目標を掲げる。また、モデル開発期間を
従来の3年から2年に短縮する方針だ。
ブルサ工場で新たに生産する4モデルのうち3モデルはB、CセグメントのSUVとな
る。
なお、ルノーはトルコ販売台数に占めるハイブリッド車(HV)・EVの割合を27年ま
でに3分の1まで引き上げたい意向だ。