SHSのグリーン鉄鋼プロジェクトに26億ユーロを助成

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相は11日、同国西南部の鉄鋼会社SHSシュタール・ホールディング・ザールのグリーン鉄鋼プロジェクトに補助金を交付する意向を表明した。欧州連合(EU)欧州委員会の承認を得られれば、同社は国と地元ザールラント州から総額26億ユーロの支援を受けることになる。

SHSは環境に優しいグリーン製鉄を2027年ないし28年に開始することを計画している。年産量は最大350万トン。30年までに二酸化炭素(CO2)排出量を55%削減する意向だ。直接還元炉と電気アーク炉(EAF)の建設に向けた計画策定を今年、開始した。

投資総額は35億ユーロで、その約4分の3を補助金で賄う。ザールラント州は7億8,000万ユーロを拠出する。

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