ベルギーのバッテリー企業ABEE、ブルガリアに拠点整備

ベルギーのバッテリー技術企業アベスタ・バッテリーエネルギー・エンジニアリン
グ(ABEE)はブルガリアに拠点を設置する。3都市に分けてバッテリー工場、研究
開発センター、リサイクル施設を建設し、約1,200人を雇用する計画だ。投資額は
11億ユーロ。英字紙『ブリュッセルタイムズ』が13日に伝えた。
「Bulga Power」と呼ばれる同プロジェクトでは工場を中部のスタラ・ザゴラに設
置する。バッテリー年産能力は当初10ギガワット時(GWh)で、将来的に倍増させ
る。バルカン半島最大となる年間5万トンの処理能力を持つリサイクル施設は黒海
沿岸のブルガスに開設する。研究開発センターは中南部のプロブディフに置く。い
ずれの拠点も5年以内の稼働開始を見込む。
同社は中東欧でこのほか、ルーマニアに14億ユーロを投じて年産能力22GWhの工場
を、北マケドニアに4,000万ユーロを投じて電動車(EV)用バッテリー管理システ
ム(BMS)とパワーエレクトロニクスの工場を建設している。

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