紅海経由で輸送されるコンテナの量が現在は1日当たり約50万本となり、昨年11月の約20万本から66%減少していることが、独キール世界経済研究所(IfW)の11日の発表で分かった。イエメンを拠点とする武装組織フーシ派の船舶攻撃を受け、海運会社が同海域の航行を避けていることが反映されている。
安全を確保するため、欧州~アジア間の輸送にアフリカ南端の喜望峰を経由するルートを取る船舶が大幅に増加。輸送日数は7~20日、延びている。40フィートコンテナの輸送料金は11月の約1,500ドルから4,000ドル超に跳ね上がった。