水産加工の極洋(本社:東京)は26日、欧州法人の「キョクヨウ・ヨーロッパ」
(オランダ)を通じ、トルコ同業コジャマン・バリクチリク(Kocaman
Balikcilik)の過半数株を取得すると発表した。海外事業を拡大する戦略の一環。
欧州市場に販路を持つ同社の買収により、同地域向けの食品生産と販売を強化す
る。取引額は非公表。3月下旬までの手続き完了を見込む。
トルコ西部のバルケシルに本社を構えるコジャマン・バリクチリクは1981年の設
立。水産物の買い付けと、エビやサケ・マスを原料とする冷凍食品の製造販売事業
を展開している。資本金は1,660万トルコリラ(約50万ユーロ)。2022年の売上高
は1,393万2,000ユーロ、純利益は612万3,000ユーロだった。(1TRY=4.87JPY)