シュコダ自、ハノイに多目的ショールームを開設

チェコのシュコダ自動車は26日、ベトナムのハノイに多目的ショールーム(エクス
ペリエンスセンター)を開設したと発表した。人気SUV「カロク」や「コディア
ク」などモデルの展示に加え、会議場や文化ホールとしても機能させる。顧客に満
足度の高い体験を提供する新しいコーポレート・アイデンティティ(CI)に沿い、
大型のLEDウォールなどデジタル要素をふんだんに取り入れている。
同社は昨年9月、地場のタイン・コン・モーター(Thanh Cong Motor、TCモー
ター)と提携しベトナム市場に参入した。当初はカロクとコディアクをチェコから
輸入し、首都ハノイで販売。その後、中型車「オクタヴィア」と旗艦モデル「スペ
ルブ」をラインナップに加え、2026年以降には電動車「エンヤックiv」も投入す
る。
すでにハノイ、ホーチミン、ヴィン、バンメトートの4都市に合計5つのショールー
ムを開設している。店舗数は25年までに20店、28年までに30店に拡大し、30年以降
は年間で4万台以上を販売する目標だ。
シュコダ自とTCモーターは現在、東北部のクアンニン省で年産能力12万台の工場を
建設しており、インド攻略モデルの「クシャク」を今年上半期、同「スラビア」を
25年からコンプリート・ノックダウン(CKD)生産する予定。東南アジア諸国連合
(ASEAN)全域への輸出を視野に入れる。

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