24年乗用車新車登録1%減少、BEVが足かせに

独自動車工業会(VDA)は30日、同国の乗用車新車登録台数が2024年は前年比1%減の
280万台に落ち込む見通しを明らかにした。購入補助金が昨年末で打ち切られた電気
自動車(BEV)が14%減の45万1,000万台となり、足を強く引っ張る見通し。前年に激
減したプラグインハイブリッド車(PHV)については5%増の18万5,000台に拡大する
と予想している。
国内の乗用車生産台数は景気低迷を受けて前年と同水準の410万台に停滞する見通
し。電動車ではPHVが横ばいにとどまるのに対し、BEVは25%拡大する。
独メーカーの国外乗用車生産台数に関しては4%増えて1,060万台に達するとみてい
る。
ドイツの乗用車輸出台数は1%増の310万台強となる見通し。欧州(欧州連合=EU、欧
州自由貿易連合=EFTA、英国)向けが10%減、米国向けが5%減と振るわないのに対
し、中国向けは8%増加する。

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