BMWの23年純益、反動で35%減少

自動車大手の独BMWが14日発表した2023年12月期決算の純利益は121億6,500万ユー
ロとなり、前期を34.5%下回った。比較対象の22年12月期は中国合弁BMWブリリア
ンス・オートモーティブ(BBA)の連結子会社化に伴う評価益で利益が押し上げら
れており、その反動が出た格好だ。この影響を除いたベースではわずかながら増益
を確保した。
本業の利益を示す営業利益(EBIT)は32.0%増の184億8,200万ユーロと好調だっ
た。BBAの連結子会社化や販売増で水準が押し上げられた。売上高は1,554億9,800
万ユーロで、9.0%増加した。
主力の乗用車部門は売上高が7.0%増の1,322億7,700万ユーロだった。EBITは
22.1%増の129億8,100万ユーロで、売上高営業利益率は前期の8.6%から9.8%に上
昇した。

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