自動車部品大手の独コンチネンタルは26日、フランクフルトを中心とするライン・マ
イン地区の事業再編計画を発表した。業績が低迷する主力部門オートモティブの競争
力強化方針に基づく措置で、2025年末までに同地の拠点を統廃合。従業員を整理す
る。
同社は昨年12月と今年2月、同部門の人員を計7,150人削減することを明らかにした。
対象となるのは管理と研究・開発(R&D)分野。25年から年コストを4億ユーロ圧縮
する目標だ。
ライン・マイン地区ではフランクフルトを高性能コンピューティングなど将来技術の
コンピテンスセンターとして拡充する一方で、ヴェッツラーとシュヴァルバッハの拠
点を閉鎖。ヴェッツラーで行ってきたユーザーエクスペリエンス(ディスプレーと
コックピット)の開発プロジェクトはバーベンハウゼンの拠点に移管する。
これらの措置により同地区の従業員およそ8,000人のうち1,200人を削減する。また1,
100人はフランクフルトないしバーベンハウゼンに異動する。