仏ルイ・ヴィトン、26年にセルビア初出店=ブチッチ大統領

セルビアのブチッチ大統領は9日、仏高級ファッションブランドのルイ・ヴィトン
が2026年までにベオグラードに出店するとの見通しを示した。訪問先のフランスで
同国経済界との会合後に明らかにしたもので、市内を流れるサバ川沿いの先端エリ
ア「ウォーターフロント」を立地候補に挙げている。
ブチッチ大統領は「我々はルイ・ヴィトンを招くために懸命に努力してきた。ル
イ・ヴィトンが来れば、他の有名ブランドもやって来るだろう」と述べ、ルイ・
ヴィトンの進出がセルビアの経済と観光産業にとり重要だとの認識を示した。
今回の訪仏でブチッチ大統領はマクロン大統領と会談し、仏ダッソー社の多用途戦
闘機「ラファール」を12機購入することで合意した。今後も27年にセルビアで開催
される万国博覧会やベオグラード地下鉄のほか、人工知能(AI)、原子力エネル
ギーなどの分野でタレスやエアバスなどの企業と協力していく意向だ。セルビアに
は現在、フランス系企業が339社あり、計1万1,000人以上を雇用している。

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