独航空大手ルフトハンザは11日、客室乗務員労組UFOと新たな賃金協定を締結する
ことで合意したと発表した。同社は統一サービス労組Verdiとも地上職員のベース
アップで合意しており、ルフトハンザ本体でのストライキは今後しばらく、行われ
ないことが確定した。
同社とUFOは客室乗務員の賃金を3段階に分けて計16.5%引き上げることで合意し
た。5月に8%、2025年3月に5%、26年3月に3.5%のベアが行われる。このほか、社
会保険料と税金が免除されるインフレ調整手当が3,000ユーロ支給される。また、
有給休暇手当などが引き上げられる。
新協定は今年1月にさかのぼって適用される。少なくとも26年末まで有効であるた
め、この間は客室乗務員のストが実施されない。地上職員とパイロットもそれぞれ
25年末、26年末までストを行わないことから、ルフトハンザ本体は少なくとも今後
1年半以上、ダイヤを安定的に運行できる見通しだ。