米電気自動車(BEV)大手テスラは23日、独東部のグリュンハイデ工場で従業員400人
を削減すると発表した。販売減を受けて世界の雇用規模を縮小する措置の一環。同工
場では派遣社員300人の契約を更新しないことがすでに明らかにされていることか
ら、同工場の就労者数は1万2,500人から1万1,800人へと700人減少することになる。
テスラは今月中旬、世界の従業員の10%に当たる1万4,000人を削減すると発表した。
割安な中国車の台頭で販売が落ち込んでいるためだ。1-3月期の販売実績は前年同期
を8%下回った。
グリュンハイデ工場での従業員削減は希望退職プログラムを通して進める。すでに従
業員代表の事業所委員会と協議を開始した。