ウズベキスタン初の原発、ロスアトムが建設へ

ロシアのプーチン大統領は訪問先のウズベキスタンで同国のミルジョエフ大統領と
会談し、国内に原子力発電所を建設することで合意した。業界誌『Power
Technology』が28日に伝えたもので、ロシア原子力公社(ロスアトム)が出力55メ
ガワット(MW)の原発6基を建設する計画だ。実現すればウズベキスタンだけでな
く中央アジアで初の原発が誕生する。
ウズベキスタンとカザフスタンはウランの主要産出国だが、タジキスタン、トルク
メニスタン、キルギスを合わせた旧ソ連の中央アジア5カ国には原発が存在しな
い。ミルジョエフ大統領は、「世界の主要国は原子力によりエネルギー安全保障と
持続可能な開発を確保している」と述べ、原発導入の意義を強調した。
今回の会談に先立ち、ウズベキスタンはロシアから天然ガスの輸入を開始した。同
国は年間500億立方メートルのガスを産出しているが、国内のエネルギー需要を賄
うには至っていない。プーチン大統領は「必要ならば輸出量を増やす用意がある」
と述べ、欧米の制裁下でアジア市場を重視する姿勢を明示した。ミルジョエフ大統
領はロシアからの石油輸入も増やしたい意向を示している。
プーチン大統領はウズベキスタンについて「ロシアの戦略的パートナーであり、信
頼できる同盟国だ」と明言。両国の5億ドル規模の共同基金に4億ドルを拠出すると
表明した。

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