ドイツ連邦統計局が18日に発表した7月の製造業受注残高指数(2021年=100)は物
価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで103.6(暫定値)とな
り、前月を1.0%上回った。同指数の上昇は昨年12月以来で7カ月ぶり。国内が
2.1%、国外が0.4%の幅で拡大した。
部門別では投資財が1.1%、中間財が1.3%、消費財が0.5%増えた。
全体を最も強く押し上げたのは「その他の輸送機器(航空機、船舶、鉄道車両な
ど)」。大型の新規受注が多かったことから2.6%の伸びを記録した。電気装置も
3.4%増と好調だった。構成比重の大きい機械は1.0%減と振るわなかった。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月の7.2カ月
から7.3カ月に拡大した。部門別の内訳は投資財が9.9カ月(前月9.7カ月)、中間
財が4.1カ月(4.1カ月)、消費財が3.5カ月(3.5カ月)となっている。
7月の受注残高は前年同月比(物価・営業日数調整値)では4.3%減少した。