化学業界の景況感悪化、9月は7カ月来の低水準に

Ifo経済研究所が9日に発表した独化学業界の9月の景況感指数(DI)は前月を7.5ポイ
ント下回るマイナス13.6ポイントとなり、2月以来7カ月ぶりの低水準に落ち込ん
だ。調査担当者は、景気と構造要因がともに企業を圧迫していると述べた。
現状判断を示す指数がプラス0.3ポイントからマイナス9.3ポイント、今後の6カ月の
見通しを示す期待指数がマイナス12.4ポイントからマイナス17.8ポイントへと落ち込
んだ。
生産計画指数は3.9ポイント減のマイナス4.7ポイント。受注残高指数は9.5ポイント
上昇したものの、数値はマイナス32.4ポイントと極めて低い水準だ。受注不足解消の
メドが立たない限り、景況感の本格回復は見込めない。

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