自動車部品大手の独コンチネンタルは9日、タイ中部ラヨーン県にあるタイヤ工場の
生産能力を拡大すると発表した。戦略市場と位置付けるアジア太平洋で事業を強化す
る狙い。スーパークラスター・プログラムの枠組みで工業省傘下のタイ投資委員会か
ら支援を受ける。
ラヨーン工場は5年前に開設された。生産能力は480万本。同社は新たに3億ユーロ
(130億タイバーツ)以上を投じ、生産能力を今後数年で段階的に300万本以上、拡大
する。現在900人強の従業員数は1,500人に増える見通し。
同工場はコンチネンタル最大のオートバイ用タイヤ工場。電動車向け製品も手がけて
おり、昨年はアジア太平洋の電動車5大メーカーすべてに新車装着タイヤを供給し
た。