クロアチアの高級電気自動車(EV)メーカー、リマック・アウトモビリが、研究開
発(R&D)や製造を行うコーポレートキャンパスの整備計画の第1段階を終了した。
南東欧経済誌『SeeNews』が22日に伝えたもので、予定する総床面積10万平方メー
トルのうち7万5,000平方メートル分が完成した。第2段階ではオフィススペースと
福利厚生施設を整備する。これまでの投資額は1億2,000万ユーロで、最終的な投資
規模は3億ユーロを超える。
リマックの本社所在地であるザグレブ近郊のスヴェタ・ネデリャにキャンパスを開
設した。グループのR&Dと生産の中核拠点となる。テストコースや訪問者・新規採
用者向け宿泊施設を併設する。従業員数は当初400人で、最終的に2,500人まで増や
す。
今回完成したのはハイパーカーの組み立て、試作車製造、複合材開発、CNC加工、
インテリア、塗装などの施設。欧州の高級車メーカー向けにバッテリーの量産も行
う。