VWの7-9月期の純益69%減少

自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループが30日に発表した2024年7-9
月期(第3四半期)決算の営業利益は28億5,500万ユーロとなり、前年同期を41.7%
下回った。売上高は0.5%減の784億7,800万ユーロとほぼ横ばいを保ったものの、
サプライチェーンの支障と組織再編コストが響き大幅な減益となった。売上高営業
利益率は前年同期の6.2%から3.6%へと縮小した。
株主帰属の純利益は68.8%減の12億1,200万ユーロと減少幅が大っかった。中国事
業の不振を受け、同国合弁会社の利益が大きく目減りしたことが背景にある。
1-9月期の営業利益は129億700万ユーロで、前年同期を20.5%割り込んだ。売上高
は0.9%増の2,372億7,900万ユーロで、売上高営業利益率は1.5ポイント減の
5.4%。同利益率を部門別でみると、大衆車は0.5ポイント減の4.4%、高級車は4.6
ポイント減の4.5%、スポーツ車は4.2ポイント減の14.6%、商用車は1.0ポイント
増の9.0%となっている。

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