ドイツ連邦統計局が30日に発表した2024年第3四半期(7〜9月)の国内総生産
(GDP、20年=100)は物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前期
比0.2%増の104.74に拡大した。経済のプラス成長は2四半期ぶり。政府最終消費支
出と民間最終消費支出(個人消費)が全体をけん引した。
GDPはこのところ、四半期ごとに増加と減少を繰り返しており、ドイツ経済は成長
できない状況が長期化している。統計局のプレスリリースで公表された23年第1四
半期以降の指数を見ると、23年第3四半期の105.00が最高。これに比べると24年第3
四半期は0.2%低い。
統計局は今回、24年第2四半期の成長率を従来のマイナス0.1%からマイナス0.3%
に下方修正した。