半導体のインフィニオン、24年9月期の純益60%減少

半導体大手の独インフィニオンが12日に発表した2024年9月通期決算の純利益は13億
100万ユーロとなり、前期を59%下回った。09年に経営破たんした旧子会社キマンダ
の管財人との和解に伴い利益水準が4億4,000万ユーロ押し下げられたことが響いた。
景気低迷を受け売上高は8%減の149億5,500万ユーロに後退。事業部の合計利益は
29%減の31億500万ユーロで、売上高に対する比率は前期の27.0%から20.8%に低下
した。
売上高と同利益率は25年9月期もやや低下する見通し。最大の顧客産業である自動車
で在庫調整が当面、続くと予想している。

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