太陽電池のマイヤー・ブルガーが経営破たんの危機に

スイスの太陽電池メーカー、マイヤー・ブルガー・テクノロジーは15日の適時開示
で、同社最大の顧客である米D. E. ショー・リニューアブル・インベストメンツ
(DESRI)から枠組み契約の即時解除通告を受けたと発表した。解約が有効かどうか
は別にして、財務再建の取り組みが大きな影響を受け、会社を存続できなくなる可能
性があるとしている。
マイヤー・ブルガーは今春、国の支援を受けた安価な中国製品の欧州市場流入で経営
が圧迫されているとして、独東部のフライベルクにある電池モジュール工場を閉鎖。
6月末には米アリゾナ州でモジュール工場の建設を開始していた。
2024年6月中間期の売上高は4,870万スイスフランとなり、前年同期から半減した。営
業赤字3億2,170万ユーロを計上している。

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