ポーランドのバス製造大手ソラリスは6日、スウェーデンの公共交通事業大手ケオ
リス・スウェーデンから電気バス46台を受注したと発表した。内訳は低床型「ウル
ビーノ15LEエレクトリック」が27台、「ウルビーノ12エレクトリック」が19台。前
者は2025年から、後者は26年から同国中部ダーラナ地方で運行を開始する。
ウルビーノ15LEエレクトリックは全長15メートル。市内・都市間交通の双方に対応
しており、スウェーデン市場で人気が高い。受注したモデルは容量700キロワット
時（kWh）のバッテリーを搭載する長距離仕様。乗車定員は最大72人で、すべての
座席に3点式シートベルトが装備される。
ウルビーノ12エレクトリックはソラリスの人気モデル。受注モデルは最大出力240
キロワット（kW）の電気モーターと容量600kWhのバッテリーを搭載する。乗車定員
は最大61人。
どちらのモデルも死角監視用の電子ミラーを装備する。また、ウルビーノ15LEエレ
クトリックはドライバーの疲労監視システムも搭載する。
ソラリスは03年からこれまでに、スウェーデンで約700台を納入している。