椿本チエインが独社買収、欧州に産業用スチールチェーン製造拠点確保

椿本チエインは16日、大形コンベヤチェーンの製造子会社を持つ独ユーロカテナ
(EUROCATENA)を買収すると発表した。欧州に産業用スチールチェーンの製造拠点を
確保。同地での拡販を推進する。蘭子会社ツバキモト・ヨーロッパを通して31日付で
完全傘下に収める。取引金額は明らかにしていない。
ユーロカテナは独中西部のバート・へレスフェルトに拠点を置く持ち株会社。傘下に
管理会社カール・ユングブルートと製造会社カール・ユングブルート・ケッテンファ
ブリクを持つ。グループ全体の雇用規模は60人。
椿本チエインは日本からの輸出を中心に欧州市場向けに各種産業用チェーンを提供し
ている。顧客の用途に応じて設計・製造する大形コンベヤチェーンはタイムリーな対
応が重要なため、納期・顧客サービスなどの課題解決に向けて同地での開発・製造拠
点確保を検討してきた。
今回の買収により、日本、米国、中国に加え、欧州にも大形コンベヤチェーンの製造
拠点の獲得。グローバルな事業体制を強化する。

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