企業景況感が20年5月以来の低水準に、「経済低迷は慢性化」

Ifo経済研究所が17日に発表したドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を0.9
ポイント下回る84.7となり、コロナ禍初期の20年5月(79.6)以来の低水準に落ち込
んだ。同指数は低空飛行が長期化しており、クレメンス・フュスト所長は「ドイツ経
済の低迷は慢性化した」と明言した。
今後6カ月の見通しを示す期待指数が2.6ポイント減の84.4となり、足を強く引っ張っ
た。関税の大幅引き上げを主張する米トランプ前大統領の返り咲きを受け、先行き懸
念が強まっているもようだ。現状判断を示す指数は0.8ポイント増の85.1とやや改善
した。
景況感を部門別でみると、製造業では大幅に悪化した。下げ幅は特に期待指数で大き
い。受注の目減りは止まらず、減産計画が増えている。
サービス業では期待指数が大きく落ち込んだ。運輸・物流で先行き懸念が特に大き
い。飲食業のクリスマス商戦は好調という。
流通業の景況感指数は3カ月ぶりに悪化した。現状判断と期待指数がともに低下。特
に卸売が振るわない。
建設業の景況感は改善した。現状判断が好転したため。期待指数はこれまでに引き低
下した。

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