BMWの24年販売4%減少、中国低迷とブレーキ不具合響く

高級乗用車大手の独BMWが13日に発表した2024年のグループ販売台数は245万804台と
なり、前年を4.0%下回った。中国市場での苦戦と、ブレーキの不具合に伴う一部モ
デルの出荷停止が響いた格好だ。
3ブランドすべてで販売台数が落ち込んだ。主力のBMWは2.3%減の220万177台で、小
型車のミニは17.1%減の24万4,915台、超高級車のロールスロイスは5.3%減の5,712
台だった。
BMWとミニの合計販売台数を地域別でみると、欧州は0.6%増の94万7,235台、南北ア
メリカ大陸は0.2%増の48万994台とわずかに拡大。国別で最大の市場である中国は
13.4%減の71万4,530台と大きく落ち込んだ。世界販売に占める同国の割合は前年の
32.4%から29.2%に低下した。
グループ全体の電気自動車(BEV)販売台数は13.5%増の42万6,594台となり、これま
でに引き続き拡大した。自動車販売全体に占める割合は14.7%から17.4%に上昇して
いる。25年もBEVの販売増を見込む。

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