独鉄鋼2位ザルツギター、筆頭株主がTOB価格を提示

独鉄鋼2位メーカーのザルツギターを対象に筆頭株主のGPギュンター・パーペンブル
クが計画する株主公開買い付け(TOB)が一段と具体化してきた。ザルツギターは23
日の適時開示で、1株当たり18.50ユーロでの買い付けを前日夜に提示されたことを明
らかにした。提示額に拘束力はない。提示額を含めて今後、TOB計画を精査するとし
ている。
GPギュンター・パーペンブルクは建設や建材、建機、リサイクルなど幅広い事業を手
がける企業で、出資比率は26.7%に上る。以前はニーダーザクセン州(同26.5%)に
次ぐザルツギターの第2位株主だったが、昨年11月の買い増しで筆頭株主となった。
独リサイクリング企業TSRリサイクリングとコンソーシアムを組み、すでに保有する
分を含めザルツギター株を最低45%プラス1株、取得することを検討委していると11
月上旬、ザルツギターに通告していた。
ザルツギターと同コンソーシアムはすでに協議を行っている。

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