住友商事とブルガリアのヘルスケア企業、藻類由来DHAの日本向け代理店契約

住友商事は23日、ブルガリアのヘルスケア企業ヒューベファーマ(Huvepharma)と
藻類由来のDHA(ドコサヘキサエン酸)の日本向け独占代理店契約を結んだと発表
した。サプリメントなどの健康食品で需要が高い同栄養素の安定供給が目的。取引
額は明らかにされていない。DHAの市場規模は約350億円で、今後も年率約4〜5パー
セントの拡大が見込まれている。
DHAは認知機能の向上や生活習慣病予防などの効果が期待される栄養素。微細藻類
を起源として、食物連鎖を通じて魚の体内に凝縮される。現在普及しているものは
魚由来のものが主流のため、魚特有の臭いや魚の体内に蓄積される重金属など化学
物質の残留が課題となっている。魚の乱獲による価格高騰も予想される。
ヒューベファーマはDHAを生成する藻類の高度な培養技術を持つ。藻類由来DHAは魚
由来と同等の成分を持ちつつ、魚の臭いや化学物質の蓄積もなく安全性が高い。こ
のためベジタリアンや、乳幼児、妊娠・授乳期の女性向け製品にも展開しやすく、
多用途で環境負荷の少ない素材として注目されている。
ヒューベファーマは1999年の設立で、首都ソフィアに本社を構える。世界100カ国
以上で畜産向け添加物や動物用医薬品、栄養食品などを製造販売している。国内に
欧州最大級の藻類の発酵施設を持つ。

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