エネルギー大手の独RWEは8日、独送電大手アンプリオン への出資を米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントと の合弁に切り替えると発表した。再生可能エネルギー発電の 増加とエネルギーの電力シフトを受けてアンプリオンが今後 行う巨額投資を、アポロの資金を活用して支援する考えだ。
アンプリオンはRWEの完全子会社だったが、欧州連合 (EU)の発送電分離政策を受けて資本の74.9%が2011年に 売却された。RWEは保有する残り25.1%をアポロと新設す る合弁会社に移管。アポロから32億ユーロを取得し、アン プリオンが実施する投資に全額を振り向ける。当局の承認を 経て第4四半期に取引が完了すると見込んでいる。
アンプリオンは独送電会社4社の一角をなしている。国内 7州で事業を展開。約2,900万人に電力を供給している。