高性能分散剤の生産をBASFが南京で開始

 化学大手の独BASFは25日、南京の江北新素材ハイテクパークにある自社工場で「コントロールド・フリーラジカル・ポリマリゼーション(CFRP)」という技術を用いた分散剤の生産を開始したと発表した。

 これまでオランダのヘーレンフェーン工場に限られていた同分散剤の生産拠点を増やし、急成長する需要に迅速かつ柔軟に対応できるようにする狙い。投資額や生産能力は明らかにされていない。分散剤は液体中に固体粒子を均一に分散させ、その安定性を保つための添加剤。凝集した粒子をほぐして微細化し、再凝集を防ぐ効果があるため、塗料やインクなどに用いられる。

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