ドイツ連邦雇用庁(BA)が28日に発表した11月の失業者数は288万5,000人となり、前月を2万6,000人下回った。季節調整ベースでは1,000人増えており、状況は依然として厳しい。アンドレアス・ナーレス長官は就労者数が横ばいで推移していることなどを踏まえ、「景気の低迷が続き、労働市場には勢いがないままだ」と述べた。前年同月比(非調整ベース)では失業者が11万1,000人増えた。
失業率(同)は6.1%で、前月を0.1ポイント下回った。前年同月に比べると0.2ポイント高い。
国際労働機関(ILO)基準の10月の失業率は3.5%で、前月を0.6ポイント下回った。
11月の求人件数は62万4,000件となり、前年同月に比べ4万4,000件少なかった。求人指数BA-X(2015年=100)は100で、前月を2ポイント上回ったものの、水準自体は低い。前年同月比では5ポイント低下した。
