アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の政府系投資会社アーバル・インベストメンツ が独自動車大手のダイムラー から資本撤退する方向で協議しているもようだ。20日発行の独有力経済誌『マネージャーマガジン』が消息筋から得た情報として報じた。アブダビは2009年3月にダイムラーに資本参加した。出資比率は当時の約9%から、現在は約3%に縮小している。同誌によると、アブダビはこのほか、メルセデス・ベンツのフォーミュラワン(F1)チームに40%を出資している。また、米電気スポーツカーメーカー、テスラには約8%を共同出資(内訳:ダイムラー60%、アブダビ40%)しており、F1およびテスラからも資本撤退する方針という。ダイムラーの広報担当者は同報道についてのメディア取材に対し、「出資比率を引き下げることは知らされていない」と述べ、報道内容を否定している。
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