独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) は新たな生産システム「MQB(Modularer Quer Baukasten)」の導入により、取引先の自動車部品メーカーでは今後数年間で約20万人分の新たな雇用が生まれると予想している。独業界紙『オートモビルボッヘ』が入手したVWの分析レポートによると、同生産システムで調達先がグローバル化され、調達部品の3分の2は国外で生産されることになるという。調達規模も拡大するため、部品メーカーにとっては投資や従業員の増員が必要になるとしている。MQBは横置きエンジンを搭載した前輪駆動車の車台を共通化する新たな生産システムで、まずアウディの新型「A3」とVWの新型「ゴルフ」に採用される予定。
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