燃費の良い車両の需要増加=英年次レポート

英自動車工業会(SMMT)はこのほど、年次統計レポート「Motorparc」を発表した。これによると、2011年の乗用車新車登録に占めるディーゼル車の割合は全体の50.6%となり、初めてガソリン車のシェアを上回った。燃費の良いモデルへの関心が高まっているためで、代替燃料車の割合も増加する傾向にある。2日付けの英エコカー情報サイト「グリーンカーウェブサイト」が報じた。走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が100グラムを下回る車両は前年の2倍となり、12万台を超えた。当該基準をクリアする車両は自動車保有税(VED)が免除される特典があり、販売増につながった。地域別では、南東イングランドの車両のCO2排出量の平均値が大幅に減少した。ロンドンへ通勤する人が多く、ロンドン中心部に乗り入れる車両から通行料を徴収する渋滞税がCO2排出量の削減に寄与していると分析している。

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