独炭素製品大手のSGLグループ は6月20日、韓国のサムスン石油化学と折半出資で炭素繊維複合材を開発・販売する合弁会社サムスンSGLカーボン・コンポジット・マテリアルズを設立する契約を締結した。当局の認可を得て7月にも手続きを完了し、事業を開始する予定。本社はサムスン石油化学の拠点のある蔚山に置き、マーケティング・販売事業のオフィスをソウルに置く計画。合弁会社では、家庭用電化製品や医療機器、風力発電設備のブレード(羽根)、圧力容器、自動車などの分野に製品を投入していく方針。当初はサムスンおよび韓国市場向けに製品を開発し、中期的にはその他のアジア市場にも事業進出する方針を示している。
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