英国でホワイトスペースを活用した車車間通信の実地試験実施へ

英国情報通信庁(オフコム)2日、ホワイトスペースを活用した車車間無線通信システムの実地試験を実施すると発表した。

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実地試験の期間は6カ月間で、運輸省や通信大手ブリティッシュ・テレコム(BT)など約20の民間企業と公的機関が参加する。運輸省とBTは、通信技術を手掛けるニュールと共同で、国道A14号線のフェリックストウ~ケンブリッジ区間で交通渋滞データの収集を試みる。また、米マイクロソフトはグラスゴーでホワイトスペースを利用したWiFi通信やスマートシティの実現に向けた実験を行う。

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ホワイトスペースとは、特定の電波利用サービスを目的に特定周波数帯の利用免許が与えられているにもかかわらず、チャンネル間の有害な混信を防ぐために設けられた、使用されていない周波数領域を指す。英国ではスマートフォンやタブレット型端末の普及に伴いネットワーク容量の不足が深刻化しており、ホワイトスペースの活用が課題となっている。

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