Renault

仏自動車大手のルノー はモロッコでエンジンを現地生産することを検討している模様だ。3 日付の自動車専門誌『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ(ANE)』(電子版)が報じた。同誌によると、ルノーのティエリー・ボロレ最高競争力責任者(CCO)はパリモーターショーで2日、ルノーはタンジェとカサブランカの完成車工場で40万台を生産する能力があり、エンジン工場の建設は意味があるとしながらも、「我々は検討しているが、まずは現地により強力なサプライチェーンを構築する必要がある」と述べるにとどめ、具体的な計画については言及しなかった。また、ルノーはモロッコ工場でルーマニア子会社ダチアの「サンデロ」などを生産しているが、ルーマニアでは賃金上昇の圧力が高まっていることから、モロッコへの生産移管を加速しコストを削減する必要が生じていると報じている。

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