ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、2022年1月の国内乗用車新車登録が1万8,411台となり、前年同月に比べ8.5%増加したと発表した。昨年7月から6カ月連続の減少だったが、1月は増加に転じた。
顧客別の内訳は、法人が全体の64.9%(前年同月比:1.1%減)、個人は35.0%(同:32.0%増)だった。
ブランド別では、ドイツ勢は、MINI(92.5%増)、ポルシェ(32.6%増)、アウディ(28.3%増)が2ケタ増となったほか、オペル(9.3%増)、フォルクスワーゲン(VW)(7.0%増)も前年同月を上回った。
国外ブランドは、ダチア(109.1%増)、現代自(55.7%増)、ジープ(45.8%増)、起亜(40.6%増)が大幅に伸びた。今月から中国勢のリンク・アンド・コー(Lynk & Co)とMG Roeweがブランド別の統計に加わっている。
日本勢は、スバル(104.5%増)、ホンダ(90.6%増)、マツダ(81.7%増)、三菱自(58.9%増)、トヨタ(40.5%増)が大幅に伸びたほか、スズキ(4.0%増)、レクサス(3.7%増)も前年同月に比べ増加した。日産(32.8%減)は2ケタの減少となっている。
■BEVは28.1%増加
燃料別では、純粋な電気自動車(BEV)が前年同月比28.1%増の2万892台となり、市場シェアを11.3%に拡大した。ハイブリッド車は前年同月比19.1%増の5万4,126台で、市場シェアは29.4%となった。うち、プラグインハイブリッド車は前年同月比8.2%減の1万8,900台で、市場シェアは10.3%だった。
ガソリン車は、前年同月に比べ7.2%増え、市場シェアは36.7%となった。ディーゼル車は前年同月比で10.4%減少し、市場シェアは21.6%に縮小した。