スカニア、スウェーデンの運送会社に電気トラックと充電設備を供給

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは3日、国内の運送会社ファルケンクレフ・ロジスティク(Falkenklev Logistik)にバッテリー式電気トラックを5台供給したと発表した。同社が拠点を置くスウェーデン南部マルメ近郊のスコーネにおける物流業務に投入される。トラックは2軸4輪で、ボディはスウェーデンのSKABが製造した。

ファルケンクレフはまた、マルメの拠点を公共のトラック用充電ハブとして整備する計画を進めている。この一環でスカニアは今回、フィンランドのKempower製の充電設備(出力1.6メガワット)を供給した。同設備には同時に充電する車両数に応じてエネルギーの供給量を調節するスマートソリューションが導入されている。車両1台当たりの最大充電出力は当初250キロワット(kW)だが、将来的に320kWに引き上げる予定。今年後半に稼働する予定の同ハブは22基の充電装置を備え、最大40台が同時に充電できる国内最大のトラック充電ステーションとなる。

ファルケンクレフの当該プロジェクトはスウェーデン環境保護庁から資金支援を受けている。

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