高級車大手の独ダイムラーは1日付で、社名をメルセデスベンツ・グループに変更した。商用車部門の分離・上場に伴う措置で、金融・移動サービス子会社もダイムラー・モビリティからメルセデスベンツ・モビリティに改称された。
ダイムラーは昨年、商用車部門の分離と同部門の新規株式公開(IPO)を実施し、経営資源を乗用車・バン事業に集約した。社名変更はこれを受けた措置で、昨年10月の臨時株主総会で承認されていた。
商用車部門はすでに社名をダイムラー・トラックからダイムラー・トラック・ホールディングに変更済み。分離に伴いダイムラーの株主は新会社の株式を計65%取得しており、ダイムラーの出資比率は年金基金も含めて12月時点で35%に低下している。